五月五日の「こどもの日」と、五月四日の「スター・ウォーズの日」を記念して、子供をカーボン凍結して成長を記録しよう。
「柱の傷は おととしの 五月五日の 背くらべ♪」
童謡に歌われているように、こどもの日は成長の記録イベントでもある。男子を持つ親にとっては、けっこう大事な日だ。
だがしかし──。その前日、5月4日の存在も忘れてはいけない。スター・ウォーズファンにとっては一年で最も神聖な日、「スター・ウォーズの日」だ。
そこで、スター・ウォーズ記念日を祝いながら、子どもの成長にも感謝する儀式として、柱の傷の背比べに代わる、「カーボン凍結 背比べ」を提案したい。
スター・ウォーズに出てくる「カーボン凍結」とは、生き物を炭素で瞬間冷凍し、冬眠状態にする技術だ。エピソード5でハン・ソロが冷凍されたあのやつである。

カーボン凍結されると完全な冬眠状態に入るため、その時点で成長が止まる。この技術、子どもの「今」の姿を永久保存するにはめちゃくちゃ向いている。
ただ、現代の地球にはまだカーボン凍結装置が存在しない。段ボールとアルミホイルで代用する。
ということで、息子(当時9歳)にダンボールの上で横になってもらう。そこへアルミホイルを丁寧にかぶせて、身体の凹凸を押し当てていく。

最初は「くすぐったい〜!」と笑っていた息子も、途中から真剣なまなざしに。全身の型を取り終えたら、アルミを段ボールに貼り付ける。必要なら中に新聞紙を詰めて厚みを出すと、よりそれっぽい。クラウド・シティのカーボン凍結室なら一瞬で凍結可能だが、手作業なので1時間くらいかかる。
こちらが完成した息子の炭素凍結。

右手でピース、左手で手を振るカーボナイト。全身から「どうも〜!」という挨拶がにじみ出ている。スター・ウォーズ本編にこんなフレンドリーな冷凍体は出てこない。全銀河で見てもかなり陽気な部類だと思う。
これを毎年五月四日に1枚ずつ作っていけば、こどもの成長が立体的に記録できる。前年の炭素凍結と並べて比べれば、「今年はちょっと手足が伸びてるな」とか「去年のピースは逆だったな」とか、いろんなことに気づける。
柱の傷に比べると収納スペースを圧迫するのが欠点だが。
